Trubeaute®(トゥルーボーテ)は、
太陽光に含まれる近赤外線と
紫外線を同時にカットすることで、
肌の光老化を防ぐ機能繊維です。
太陽光に含まれる近赤外線と
紫外線を同時にカットすることで、
肌の光老化を防ぐ機能繊維です。
「紫外線(UV)」対策をうたった商品は、世の中に数多くあふれています。しかし太陽光に含まれている紫外線の割合は、わずか6%に過ぎません。
一方、「近赤外線(NIR)」は、太陽光のうち実に約42%もの割合を占めています。そして近年の研究により、この近赤外線までもが、私たちの肌に悪影響を及ぼしていることがわかってきました。
[東海大学 : 名誉教授 佐々木政子]
紫外線は、波長の長さによってUVBやUVAに分けられます。また、赤外線も波長の長さによって遠・中・近に分けられますが、地上に届く太陽光に含まれる赤外線はほとんどが近赤外線です。
近赤外線は紫外線よりも波長が長く、肌の奥深くまで届きます。さらに近赤外線は熱を帯びているため、肌の組織にダメージを与え、シワやたるみを引き起こします。これが「光老化」。
肌が太陽にさらされた時のジリジリ感は、近赤外線の熱によるものです。それと同じことが、肌の内部でも起こっているのです。
瀧定名古屋が開発した「Trubeaute®」は、近赤外線を吸収する「CWO®※」を練り込んだ糸と、紫外線を反射する酸化チタンを練り込んだ糸を組み合わせた生地です。
CWO®は、近赤外線の高い吸収力が評価され、遮熱材料として世界中のビルや自動車のウィンドウフィルムにも採用されています。
※CWO®…住友金属鉱山(株)が開発した、レアメタルを使用した無機材料のセラミック微粒子
「Trubeaute®」を使ったアームカバーによる試験では、肌の光老化を防ぐ高い効果が実証されました。濃色にしなくても従来のUVカット素材以上の効果が出せるため、熱中症対策にもなり、アパレル、スポーツ、雑貨など、さまざまな分野に活用の可能性が広がっています。